明日は休みます
営業案内

20.03.14

結構休んでますね的なコメント貰いますが、いつもはちゃんと仕事かそれに準ずる何かで休んでいます。インタラストな休みであって、ファンな休みではないです。

今日、接客していて気づきました。年明けからほとんど街に繰り出さずにいたなと。イケアとユニクロは行きましたけどね。名駅と栄の様子を3ヶ月くらい見ていないです。木曜日は木曜日で年度末のあれこれもありましたし。これはマズいと感じました。何もしてなさ過ぎますね。

ということで、明日は完全なるズル休みします。ファンな休みとります。勘弁してください。

大当たり
修理とメンテ

20.03.10

素性が分からないということで持ち込みがありましたが、見事にべっ甲でした。

見分ける手掛かりは沢山ありますけど、磨き切った時の光沢も、やっぱり他と違いますね。いつもアレみたいだなと思います。輪切りのオレンジとかが載ったケーキに被さるコーティングのあれです。変な表現ですし、いまに限った事ではないんですけど、光沢が乾いていない感じがします。セルロイドとの違いは、それが表面だけなのか内奥まで続くのかという感じです。でも私も、格付けチェック的に無記名の状態で並べて当てたことは無いので、やや信憑性に欠けます。

あとは、磨くと確実に分かります。独特な匂いがあります。正しくないかもしれませんが、いつも亀臭いなと思って磨いています。是非みなさんも、本物に出会った時は嗅いでみてください。削りカスが亀臭いです。

中古でお持ち込み。鼻部分に使用感が強くあって、シワが入っていました。その部分だけでもべっ甲の気配が漂っているなと、アテを付けられます。

磨いても使い始めたらすぐにシワが入り始めると思いますが、シワの除去も依頼に含まれておりましたし、気持ちは分からなくもなくて一回はピンピンに戻したいとは思うでしょうから、本気出して鼻部分のくすみを取り除きました。と言うと、いつも本気出してないみたいになっちゃうので、本気の中の本気を注いでみました。

明日は15時オープンです
営業案内

20.03.07

検眼のため、15時から開けます。

近況
雑記

20.03.07

そういえば初めてイケアに行って、かなりはしゃいでしまったことをここに書いていないかもしれません。巨大なシステムが眼前に展開されている様を、初めてこの目で捉えた気がします。倉庫は本当に綺麗でした。モンゴルで地平線を見なくても、人間の小ささを体感できました。

話は変わって、写真はユニクロの雑誌の第2号です。これもとても良かったです。巨大資本がますます強すぎて、ニッチな零細としては参っちゃう毎日です。ますます貧乏暇なしです。

ただ、自分が銀無垢やらヴィンテージやら販売しているからといって、検眼等々にもこだわっているからといって、あれら巨大なものたちを嫌いになったかと言われると、そうでも無かったりします。前述の通り、イケアでは嬉ション状態でした。創業時から比べますと、例えば量販のメガネに対しての考えも相当変わりました。それで良いってわけでも無いですし、それだけで結構というわけでも無いですし、むしろニッチ以外駄目という感情も無くなりました。

ブルバキも4年経ちましたが、意図して角を落とそうとした覚えはないです。では、なぜそうなっちゃったんでしょうね。ついに俺は、巨大資本に去勢された資本主義の犬になっちまったのか、、、そんなことを考えながら1月と2月と過ごしておりましたところ、ついに、心の決着がつきました。それが先週の土曜日のことです。久々の、数学の演奏会への参加です。

数学の演奏会というお題目と思っていましたら、大人の為の数学講座と変わっていましたね。何だかんだ年一回くらい聴講しております。ちなみに、時間オーバーして4時間くらい演奏はありました。その間、数式はほとんど出てきません。ですから、もちろん演算は皆無です。実態をよく知らない人は、数学なのに!と、なんだか不気味でゾクゾクしますよね。だからこその個人的当たり回でした。演算は、得意な人や好きな人がやれば良いですからね。

ここでも頻出の岡潔は数学を情緒とし、情緒を、目に見えない対象に対しておもいを馳せる行為と定義しておりました。今回は、別の方の別の数学の広い定義から話をスタートしましたが、似たような感じで「(不可解なものに対して)なれる」行為として言い換えていました。なるほどなるほど、不可解な未知のものと付き合う行為だと。

講演では色々あって、内容がアイデンティティ周辺になったときに、不可解との付き合い方が問題として浮かび上がってきます。その色々は、まず、ブルバキという凡才では書ききれないのと、お金払って聞いてみて下さいというので飛ばします。

不可解とは、私が理解できない、理解が及んでいないものたちです。ここで気になるのは、その理解という言葉の指す行為です。つい先程は、広義の数学から不可解と「なれる」と書きました。この違いが鍵でした。

理解というのは、しばしば暴力的でもあります。自己を中心とした、シャッターを降ろす行為に通ずるときもあります。要は、理解が指す行為というのは、自他の境界をハッキリさせる行為ということです。自分の内と外が生まれます。

その理解が中心で生活すれば、自分以外の、つまりは不可解な外側に対して、常にシャッターを降ろすかどうかの判断の連続です。そして、降ろせば降ろすほど、講演では「純粋で清潔などこか」と表現されていましたが、その領域がはっきりとします。それももちろん良いはずでしょうけど、その残った領域のサイズが大事で、生存できるほどの広さを備えているかどうか、そこでしょうね。

そうではなくて、私は、私自身こそが(世界にとって)不可解な訪問者というふうに、スタートの認識を捉え直すとどうでしょうか。そもそも、他者からしたら私だって不可解な一員でしょう。自分がシャッターを降ろす云々の前に、そもそも向こうから先に降ろされているかもしれません。勝手に理解されまくって、自分の領域を確保出来ないかもしれないと想像すると、やや恐ろしく感じます。

でも実際は、そうはならないですよね。理解し合わなくても、知らないうちに理解されまくっていても、覆さなくてそのままうまく付き合うことだって出来ます。むしろそういう機会の方が多い気もしてきます。適当に表面だけで付き合っているというよりも、そこに配慮があって、何となく腑に落とすことの連発でお互いに生きている感じです。

後者であれば、自己に固執することなく活動が出来、境界は曖昧で広がりがあるように見えます。ただ、薄く広がりすぎて溶けて消える可能性もあって、そのときはアイデンティティの確保が問題になります。ただ基本となる、領域が膨らもうとする力は魅力的です。

ここでようやく、冒頭のイケアとユニクロに話は戻ります。まさにこの二つの例は、なれようとする行為だったんだなと、いまさら納得しました。素材とか産地とか、デザインとか他もアレコレ、ニッチに局所的に突き詰めたものに対しては各々劣るかもしれませんが、彼らはその一点で勝つことは望んでいないでしょうし、そのニッチになりたいわけでもありません。もともとのアイデンティティを確保しながら、なれてみようとしている、真似をしながら学びつづける姿勢を感じます。それを実際に身銭を切って行う凄さは、商売を始めると特に分かります。

今回、講演を聞いてより自覚的になりましたが、ヴィンテージ眼鏡の世界なんて、まんま当てはまります。特に、理解の方にです。

最初に、あの辺りが至高と言っちゃいましたからね。まさに俺か俺以外、内と外の世界であって、純粋で清潔な場所を明確に示してしまいました。そうなりますと、維持できるか、縮小して点になるか、ジワリと汚れていくか、どうなるんでしょうね。経営的には、マーケットをセグメントして云々し、狭く深く攻めるという定石がニッチな商売にはありますが、それと矛盾する部分もありまして、ここで経営的には苦悶と葛藤です。

話を戻しまして。実際、その領域の明瞭さについては、早い段階で危機感を感じておりました。むしろブルバキを始める前からです。ですからブルバキはスタート時から、「それ以外」のラインナップをメインで販売を続けています。そんなことを続けていましたら、次第にその感覚は自己の他の感覚にも伝播していましたね。やはり、物の力は凄いなと感じます。物の所有は侮れないです。

去勢されたというよりも、そうしないと生き残れないと何となく思っていたからそうなったという感じです。ドライに言えば、生き残るための生存戦略でしたね。また何年かしたら変化していそうで、それはそれで楽しみではあります。

ハイカーブ、偏光、帯電防止
ヴィンテージのメガネ

20.03.06

自分のサングラスです。春から夏にかけて活躍する、かっ飛びご機嫌系のサングラスです。そういえば度数を変えて合わなくなったのと、夏が終わってからご無沙汰だったので、今年もかっ飛ぶ為にレンズを変更しました。

ということで、題名の通りなんですけど、湾曲した偏光レンズにしました。オークリーとかスワンズとか、スポーツ系に基本は入れるやつですね。レイバンを度付き化するときとか、ハイカーブレンズを入れると、ちゃんとそのままのイメージを保持して度付きに出来るためオススメです。高いけど。その価値はあります。カルティエのフレームの枠入れの時にも同じようなことを書いた気がします。

球面と乱視の合算値が6以内で、6カーブの選択が出来る、さらに白色のコートで帯電防止が付けられる、個人的に全ての条件が叶う偏光のハイカーブがようやく現れたというので、早速試しています。6カーブの選択が可能な範囲が、球面と乱視の合算値で4以内ではないということが、私みたいな強い近視眼には朗報でした。

ガラスの度なしカラーレンズを入れたときの雰囲気にかなり近い感じで仕上がっております。

ハイカーブレンズにすることで、フレームが顔に沿うので、より花粉が入りにくくなります。帯電防止のコーティングも、そこそこ花粉の痒さを軽減するのに効き目があります。

偏光に関しては、釣りとかする人は水面の反射が消えて魚が見えたりして効果が抜群なんでしょうけどね。私の場合、その辺のスポーツを一切しない為、今の段階で唯一語れる体感としましては、対向車のフロントガラスの反射が消えて、車の中でイチャイチャしている人間の観察がしっかりと可能になった、ということだけですね。

偏光の機能によって、生活がより豊かになったかどうか、まだ測れずにいます。

インスタのあれ
ヴィンテージのメガネ

20.03.06

レンズの色を青の一番濃いやつにしたら、とてもとても良かったです。いつもの紺っぽい色味ではなく、ブルーグレーのめっちゃ濃いやつを選択して成功しました。

初期のアランミクリっぽい、確かにそうなんですけど、違いました。

銀無垢、箱足取り付け
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

20.03.06

ガラスのレンズを入れました。レンズサイズ46ミリ、重さが気になるので一旦大きめのパッドに変更です。且つシリコンで柔らか目にしてあります。とにかく圧を分散させてあげないと。

素材と仕上げと構造と、特注のレンズシェイプとブリッジとのバランスと、作ってきた銀無垢の中でも特に均整が取れて美しいと感じました。ミラクル起きました。系譜としては、カルティエのリボリとか、あの辺です。

ガラスレンズの透明感とカーブが合わさって、とても優美でした。

明日は休みです
営業案内

20.03.02

月一の、眼科さん出張のため火曜は休みです。

明日は休み
営業案内

20.02.28

数学の演奏会聞いてきます。よって、店は休みです。日曜日にお待ちしております。

足の取り付け
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

20.02.21

色々あって、銀無垢の在庫化から。銀無垢という表現がおじさんなのか。ふと思う瞬間があったので言い直します。スターリングシルバーのメガネです。鼻パッドの足つきです。昨年、特注製作の銀無垢のパッドも装着した、デラックス版にしてみました。デラックスという表現、しなくなりましたね。いまはプレミアムの時代でしたね。

鼻パッド有りにすると、良いこともあります。装用感の向上ももちろんですが、美観もあげられます。上の写真の通り、山のトップが突き出せます。

鼻パッド無しのときには、フロントの成す平面よりも山のトップが奥まってしまいます。日本人の鼻のトップが凹んでいるからです。そのように処理をしないと、かけた時に睫毛がリムに当たる、リムの下端が頬に当たる等々の、フィッティング技術では解決出来ない問題が多々生じます。最後、掛けた姿が美しくありません。

立体感が得られて、掛け姿もこれなら美しいでしょうね。

これは、私の勘違いと、それをメーカーさんがカバーして下さったので載せておきます。SPMと同じ要領で、山の足を切って上にのせ、空いたスペースにパッド足を付ける、それはそうなんですけど、今まで銀無垢ではやったことなかったみたいでした。取り付け治具から製作していただいて、尚且つ最後は手でアール修正でした。恐縮です。

ボストンとティアドロップの間くらいの玉型です。せっかくなので46ミリです。銀無垢のラインナップの中では、大きめにしてあります。

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