銀無垢、何か作りたいのがありましたら。予想以上にオーダーがあったので、7月まで延ばさずに6末で締めます。ありがとうございました。
ボストンは難しいですね。カーブを強調すると女性っぽくなりすぎるし、緩めるとオーバルやラウンドと区別がつかなくなります。

19.06.24
銀無垢、何か作りたいのがありましたら。予想以上にオーダーがあったので、7月まで延ばさずに6末で締めます。ありがとうございました。
ボストンは難しいですね。カーブを強調すると女性っぽくなりすぎるし、緩めるとオーバルやラウンドと区別がつかなくなります。
19.06.22
それまで検眼しているので、15時過ぎから一般公開です。よろしくお願い致します。
19.06.21
元々、綺麗に陳列することは諦めていました。それこそ、私がそれを行うことが苦手だったので。あとはカッコつけて言えば、物を見るということを、極力純化したいというのも理由です。
何だかんだスペースを空けて小綺麗さだけはキープしてきたつもりでしたが、もうダメです。飾りたいものが多すぎて、ギッチギチに詰め込みました。どうぞご覧ください。
19.06.21
特に、苦手なものは積極的に克服しようぜ!みたいな人間では無かったんですけど、いまは一箇所だけ、その機運です。
それというのも、村上春樹さんの小説です。あぁ、本人と元々好きだった人々ごめんなさい。ノルウェイの森の10ページくらいと、騎士団長殺しの4ページくらいを読んだことがあっただけなんですけど、あぁもうごめんなさい。謝っているんですけど、まだ好きかどうかは分かっていない状態で書いています。それはそれでごめんなさい。昨日、ハードボイルドの第一章を読んだくらいです。
いまのところ、感想を述べますと、ハードボイルドという物語の第一章と捉えなくても、街でエレベーターに乗ったときに考えたことみたいなエッセイとして成立するなと感じました。
それで、今までは「物語が全然始まらんやんっ」と、諦めていました。今はそういうことか!という捉え方です。楽しいかどうか、好きか嫌いかはまだ分かりませんが、そういうことか!という発見のほうが心の中で大きい体積を占めています。
そもそも現実に溢れているアレコレは、大体すぐに分からないことばかりですしね。なんで物語の主人公は、帯の部分、背表紙云々でバックボーンから身に起こりそうなこと、その結末の予感も含めてスタートから、あまりにもあからさまなんだと。ハードボイルドの第一章は、そういうあからさまなことに対しての展開ないし導入に全くなっておらず、本筋と全然関係なさそうな、でも関係ありありな、やや冗長な逸れ方をしています。まさに、ブルバキのブログみたいだなと。それは自分のブログを高く見積もりすぎですが。
それに、確かに小説に展開だけを求めるのもどうなんだと、自分自身にも問いかけができます。でも小説ですから、それは正当な要求だよなぁと逡巡もします。そして書く側も、小説を小説然と書かずに小説として成り立たせてやるみたいな気概がありそう、もはや勝手にあると仮定しますと、読む側は何となく持ち合わせている一般的な小説という概念を、まず捨てることが要求されます。私は、これがはじめに出来なかったから、今までは10ページ程で読むのを諦めていたんだと思います。
そんなことや、その他あれこれ考えました。それにかなり前にも書きましたが、これってメガネ屋がメガネをメガネの方向から喋る時代が終わったのとも似ていますね。もとは、カレー屋さんの言った、カレーをカレーの方向から喋るのは終わったという独白です。
ちなみになぜ、今になって村上春樹さんの小説を読もうと思ったのか。それはちょっと前に書いたエッセイがめちゃくちゃ面白かったからです。心の底から面白かった訳です。そしたら次は、もう決まっているじゃないですか!その人の書く小説を読んで、もっとその人を知りたい、知ろうと努めようとなりますよね。それだけです。その瞬間に、interestの対象になった訳です。前はfunの対象だったから、あっさりバッサリ吟味せずに蓋をしていたのだと思います。
一般的には、エッセイの方がその人らしさが出そうな気もしますが、小説家ですし、小説に全部込めそうな気配がしたので、小説を読もうと決心がつきました。服で言えば、デザイナーが喋ったことを聞いたり読んだりするよりも、服着た方が何となく全体的にザクッと分かりそうな予感がすると思うんですけど、それです。書いていて、いま思いつきましたが料理人と料理の関係もそうですね。ブルバキもそうですね。なら、全部そうか。
この前の大きなかぶのエッセイに、小説へのヒントが書かれていたのも、一から読んでみるにあたって大きな手助けとなりました。第一章だけで、もう一日まるっと、ことあるごとに頭の中で転がしているので、やはり楽しいのでしょう。楽しさの感じ方も、今までの小説とは違うのですね。
19.06.21
暑くなってきたので、やはり駆け込みが増えてきました。
鼻盛り完成の画です。このタイプは難しいですね。智の部分でフロントの角度が変えづらい、むしろほぼ無理っぽいです。トムフォードのウェイファーラーみたいな雰囲気です。他の型よりも、傾斜が強い気がします。そこもウェイファーラーに寄せているかもしれません。なので、今回も手間ですがパットの乗る台座を斜めに削って、仕上がりでパッド先が鉛直方向に向くようにしました。それが大きい写真です。あのテンプルまで伸びた”T”のラインに対して、パッドの先が成す角が、ほぼ垂直ということです。
下からはこんな感じです。
元のレンズがきつきつで、色々難儀でした。フィッティングを行なった形跡として、ブリッジ部分で曲げて側頭幅140ミリになっていましたが、これが逆効果でした。下がるから締め付けるというのは、対処として誤りの場合が多いです。
とりあえず型戻しついでに男性平均の160ミリに拡げましたが、予想は165ミリです。ちなみに側頭幅140ミリは、例えば身長150センチ以下の女性とかが、そんなもんのことが多いです。
19.06.18
店を始めてから、この手のものは買うようになりました。サラリーマンだったら、立ち読みでパラパラして買わなかったかも。ランチェスター戦略の具現化ですね。強者は、弱者のマネをして徹底的に出た芽を摘むことを最善としますから。ブルータスが地方特集、しかも名古屋ですか。
ブルバキは載らなかったんで、不正解でした。悲しいなあ。コツコツ頑張ります。
19.06.17
本日は失礼しました。私は付き添いだったんで、明日は開けます。
窪田正孝も本田翼も居なかったなー。結局のところ原因不明で、「〜ということにしましょう」という謎の決着でした。
眼鏡屋としてどこまでやるべきか、みたいな話が出たときに主訴ありき、主訴の解決が全てでそれが眼鏡屋としての答えなのは分かってはいます。ですが、やはり今回のようなケースを目の当たりにしたり、自分がお店をやっていてメガネにも眼にも真剣なお客さんと真に対峙しますと、主訴からのスタートではなく予防という観点からのスタートをしてあげたいという考えはどうしても湧いてきます。予防でも無いな、いま考えられる範囲での最大の回避ですね。
眼鏡屋は半医半商です。いまの予防とかその周辺の言葉に、独自性を生みたいという商売のスケベ心が無いわけではないんですけどね。まあでも、痛がっている本人からしたら、もっと診てもらうにはあとどれくらい酷ければいいんですか?みたいな疑問の発露に繋がりますから。そうなる前に、そうならないように、尽くしたいですね。
19.06.16
お持ち込み。初めはこんな感じ。このくらいの状態だと、やってみるまで使えるかどうか分からんです。中が生きていれば何とかなります。めっっっっちゃ時間かかりますけど。むしろ、表面がつるっと綺麗でミントコンディションという謳い文句で買ってみても、水に浸けて爪でひっかいたらボソボソ剥がれるなんてこともあるので、まあやっぱり古いものは、いつになっても怖いですよね。
元のマイナスネジが舐めきっていたので、問答無用でプラスのレッドネジに変更です。ついでに鼻盛りも。
もちろん、型直しの際に、適切にフレームは温めて曲げていきます。ちんちん(方言です)に温めるわけでは無いのですが、割とそれによるダメージはどうだ的なことも訊ねられます。おそらく、この程度の温めでダメになったということは、そもそも生地がボソボソだったり、よく見たらクラックが入っていたり、そういう初めから元気がないフレームというパターンかもしれませんね。それかレンズがデカイとか、そんな感じなのかなぁとは思っています。
19.06.16
やっぱりガラスのノンコート、単層コート終わってたー。度なしで沢山ストックするのも忘れてたー。
ガラスはマルチだけになってしまったかあ。しみじみ。令和ですね。
19.06.13
サピエンス全史をようやく読み終えました。なんかマトリックスだなと感じたのは私だけ??仮想世界のバージョンアップが、サピエンス全史における、それぞれの〜革命に対応していて…みたいな感じで読んでいました。小学生のときは、マトリックスの内容は意味不明でアクションがスゲーたのしーで終わっていましたが、サピエンス全史のお陰で今さらマトリックスの深さに気づけました。マトリックスが観たい。
これがビジネス書のカテゴリーというのが、一番分からなかったですね。海外でもそうなんでしょうか。