セル巻き、巻きつるの長さ指定をした特注品です。あとは、SPMに手で彫金を入れてもらいました。山と智の3カ所。福井は雪が凄かったはずですが、ほぼ納期通りです。ありがたいです。
とりあえず今は伝票待ちの、販売価格決定待ちです。これだけ改造すると、いくら位になるのかボンヤリした状況です。その状況で取り敢えず作りました。それを許してくれたお客さんに感謝です。
SPMの彫金、想像を越えた美しさでした。今まで見ていたはずだったんですけどね。改めて観察しますと、切削面の鋭さだけではなく、ラインの細さが際立っています。繊細さではSPMの勝ちです。もう、自分がこれは欲しいですね。所有欲を紛らわすために、近々在庫持ちます。
現在店頭で彫金してあるフレームですと、銀が1本だけです。銀は、光の反射率の高さと、切削面の広さから生じる煌めきが凄まじいです。銀は硫化して黒ずみますから、くすませるのも味わいがあって良いですし、綺麗な煌めきが一時のものであるという儚さも良かったりします。磨いても、それはそれで銀の特性を活かしているといえます。
金属が異なるだけですが、SPMの彫金は思った以上に銀とは別物でした。