明日の土曜日は開けます
営業案内

18.11.16

当初の予定の通り、あすは営業します。ただ、検眼が2件入っています。その時は満足に提案出来ない可能性があります。ご了承ください。

商品お渡しは可能です。持ち込み、修理等々のご相談もお待ちしております。

カトラー
修理とメンテ

18.11.16

カトラーの有名なモデルが運ばれてきました。特有の鼻の作りですから、鼻盛りしないと不快でしょうね。眉間にフレームが当たりますし。

はじめはこんな感じです。

黒の鼻パッドで、元のイメージを損なわないようにしました。

写真だと分かりづらいですが、リム周りがガリガリです。レンズ枠入れ時に引っかいています。これもついでに修正です。ブリッジの逆反りも修正です。おそらく腕の開きを確保するためにブリッジから拡げたようですが、蝶番のコマから開いて、綺麗に直しています。

ちゃんと修理もしていました
修理とメンテ

18.11.16

お持ち込み、トムフォード。バネ切れと、コマ切れ、全体の白化と中々のダメージ具合です。最終的にはレンズも交換して、新品同様に戻すことを目指しています。

セルのヤスリとバフ掛けは、こちらで行いました。写真撮り忘れましたが中のセルは生きており、結構綺麗に復活しました。今は工場でバネの修理です。コマが切れていますから、箱ごと全部交換の為、中々高額になってしまいました。

というわけで、以上ご報告です。月曜日〜水曜日、朝昼夕と、どの時間帯も電話繋がりませんでしたので、ブログにて。

1週間、店閉めます
営業案内

18.11.11

名古屋に引っ越します。それにより、年末からは、より一層ブルバキは安定稼働をすると思います。いよいよです。

あれこれ加工やレストア等々の仕事で先延ばしにし過ぎまして、個人的なこと、書類仕事やら引っ越すそもそもの準備が全くの手付かずでした。今週は店を閉めてそちらに専念し、週明けに完璧な状態でお待ちしております。

ちなみに17日の土曜日は、実は店に居ますが検眼2組の予定です。新しい方に対して、満足にメガネの紹介ができない可能性が高いため、この日も休みと致します。ご容赦ください。

フロントが2枚
ヴィンテージのメガネ

18.11.09

セルの複式です。レンズ入れました。

外側:フラット ネイビー50% ハードコート

顔側:球面 クリア マルチコート

レンズの形状が違う組み合わせでの製作は初めてでした。以前、フラットレンズ2枚、しかもガラスで製作したことがありましたが、

・重すぎる

・レンズの反射が重なって使い辛い

という点が気になっていました。今回はプラスチックレンズを使うことで1個目を解決し、フラットレンズと球面レンズを組み合わせることで2個目を解決して(特に顔側は反射防止コーティング付き)、ある程度の使いやすさを確保しようという算段です。

とりあえず、製作で苦労しました。元々製造時は、フロントの2枚とも同じフレームカーブで製作していますから、どちらかを0カーブ付近まで落としますと、お互いを繋ぐ駒の箇所が合わなくなります。写真は撮り忘れましたが、駒のギザ一つ分、フラットレンズを積んだ方は横に伸びていました。

お互いのそり角を微調節して、合わせる作業が要ります。駒のオスメスの角度も異なってきますので、なかなかの手間です。

また、日常で気兼ねなく使おうとしますと、跳ね上げの肝となる2箇所のヒンジの修繕が必要でした。

径1.4ミリのネジ穴に、1.2ミリのネジが差し込んであり、度重なる開閉で(連続20回くらい)、ネジが浮いてきました。これではいけませんね。今回は、都合のいいマイナスネジが供給品で見当たらないので、ツーポイント用のプラスネジから、欲しいネジを作りました。

ネジ先のカットと、面取りをしています。切らないと、ぼちぼちはみ出します。

さらに、ネジ先を底付きナットで共締めです。開閉が堅くなりますから、そこは現代科学を駆使して、砥粒入りのオイルを注油しております。これだけやっておけば、脱落の心配ありません。

フロントのデザインは普通ですが、同じものが2枚重なるだけで、ここまで面白くなるというのも、このメガネの良いところです。これが、他人から見たときに、カッコいいのか変態的なのか分かりませんが、とりあえず掛け続けて「メガネが2枚の人」になりきったら勝ちですね。昨今のSNSなんかを見ていますと、カッコイイ人もかわいい人も数多居ますが、メガネが2枚で可笑しい人は居ないですからね。特に日本人の場合は、メガネで特異性が出やすい気がします。

70’s フランス
ヴィンテージのメガネ

18.11.06

おそらく、以前もご紹介したかもです。もう一回します。販売となりましたので、記念に。

生地の透明感が、大きめなレンズの存在感を和らげています。少々歪な作りも、カッチリとしたスーツみたいな雰囲気を出さないことに貢献しております。同じような生地のとか、安っぽくならない歪さとか、狙って出せる風合いではありません。偶然の産物でしょう。それこそ、いつの日かオリジナルで作りたいとも考えました。しかし、おそらくそれらの要素は再現不能でしょうし、下手すればのっぺりとした、ただ大きくて四角いフレームが出来上がる予感がしましたので、ヴィンテージ品をそのまま販売しました。レンズはブラウンの15パーセントです。

レンズの形も大変良いです。ただの四角です。ブリッジの厚み、それに対比してリムの細さ。何だかんだ色々計算され尽くした感があります。良いメガネでした。

フラット25
目のことレンズのこと

18.11.06

ジュリウスタートのお持ち込み。レンズ枠入れ。

ガラスと迷っていましたが、色とコーティングの反射を重視するという話になりまして、プラスチックのフラットレンズ、ネイビー25%の全面染色にて承りました。ハードコートです。正面の反射は、ミラーにも負けないかもしれないですね。

元々、フレームカーブが0付近でフレームが作られております。レンズの薬研を調整するのみです。

鼻盛りしています。高い低いの他に、細いというパターンもあります。結構メガネが下がりどまらないので大変です。

白に当てるとこんな感じです。パステル調の青だと今っぽすぎるので、灰色っぽい青にしました。落ち着いた感じです。

アーネル系のフレームは、レンズの選択で割と見栄えが変わります。フレームのインパクトが抑えめな分、レンズの異質感が目立つのでしょうね。

透明で大きいボストン
ヴィンテージのメガネ

18.11.05

好きなんで、ひたすら集めています。どの年代も満遍なく売れている感じはしていますが、ピンポイントで、ここはあんまりかもしれません。女の子はぼちぼちですが、男性は皆無かもしれません。

サイズ52〜56までの、80年代前後の大きめのボストンです。

一応、こんな感じいいなあというイメージはありまして、2016年の雑誌ポパイ40周年記念号の中に載っています。

(831号 p.116~p.117)

海外の方に多い気がしますが、厳つく屈強な感じとオタクっぽい弱さの混在ですね。なんかカッコいいです。タトゥー入れなくても、ゴツいアクセサリーで何とかそのバランスを実現させてみたい気がします。

流行り廃りもあるでしょうけど、何よりも文化の違いを感じます。そこをビシビシ感じていますが、好きなんで体力あるうちは、仕入れは出来る限りする所存です。

amor
メガネのはなし

18.11.05

アモールの切り抜き。詳細な年代が分かるポイントが無いのが残念です。50年〜60年代と推定。

アモールといいますと、だいたい状態が悪くて使えないか、小さすぎて使えないというお決まりのパターンがありまして、誰がこんなに小さいメガネ掛けてたんだろ?と、思っていました。ようやく解決です。アモールジュニアと記載がありました。

メガネを掛けたら成績アップ的な絵がかわいいです。

男女、年齢問わずということは、メガネのスタンダードが此処の時代があったということでしょうね。スタンダードが可変ということは、メガネのスタンダードとは何なんでしょうね。

鼻パッド取り付け
修理とメンテ

18.11.05

セルフレームに対して鼻盛りではなくて、鼻パッドの取り付けも行えます。

はじめはこんな感じでした。セルフレームです。現行のフレームで鼻パッドをフレームと同じ生地から作っているのは、それなりに少数派だと思います。勿体ない気もしますが、1番大事にすべきことはキレイに掛けられるようにすることですから、取っちゃいます。

蝶番にワッシャーが噛ましてありました。磨耗していたので、ついでに交換です。テンプルのガタつきの原因です。

完了するとこんな感じ。チタンの鼻パッドの供給がない時は、足の取り付けを嫌がられたりしましたが、チタンパッドが手に入るようになってからは、割と仕上がりに対して迎合ムードです。何だかんだ、その辺は今の流行りに寄せています。美観だけではなくて、使用上パッドの色が変わらなく、清潔感が保てるところも良いです。

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