カテゴリー:雑記

にょっ
雑記

22.11.14

なにをきっかけに『にょっ記』を読み返さなくてはと思い至ったのか忘れましたが、読みました。

半分本当で半分創作なのか、日記ではなくてにょっ記なのでイマイチ掴めませんが、日を置いて読み返すと確かに自分に置き換えたときにグサると言いますか、自分もいっしょに揺らぐことが書いてあります。

しばらくにょっ記クライシスで勝手にうなだれていましたけど、この前の情熱大陸を見ていたら立ち直れました。あるかもしれないよ!

冷静な意見
雑記

22.11.13

昨日の店での雑談から。

私よりも10いかないくらいの若い人にビジョメガネとメガネ男子を見てもらって、「比べると、いまはかなりメガネの男女差が埋まっていますね」と冷静な分析が。なるほどと思いました。2010年から2020年の間で、メガネの(デザインの)ユニセックス化は完了したかもです。

たしかにJINSさんやZoffさんとワービーパーカーさんあたりのインスタを眺めると、確かに男女どちらが掛けても違和感の無いフレームしかないです。ユニクロさんでいうところのチラシのセグメントがないので、本当は店頭ではまだ男は青で女は赤だったりするのかもしれませんが。街の感じだと黒と茶色のボストンが圧倒的な数なので、多分店頭もユニセックスなんだろうなと察しがつきます。現代版のビジョメガネとメガネ男子を作ると、メガネは変わらずモデルが違うだけになるかもしれません。クラシックなメガネがブームとかそういう話を超えて、ノームコアといいますかポストノームコアの軸として君臨している気がします。

なんだかんだ、本を開くたびにどきどきしている場合じゃ無かったです。大事なのはそうそう分析でした。

男版
雑記

22.11.11

ビジョメガネを買ったので、バランス良くメガネ男子も買いました。

初版が2005年でした。これももうすぐ20年もの。ビジョメガネが5冊出ていることに対し、メガネ男子は1冊なので、これだから男って生き物は…と思ってしまわなくもないです。

個人的には、2005年となりますと高校生なので色々懐かしく思うんかなと期待して買いましたが、そんなこともなく。くるりと、ピンポンのスマイルくらいしか「あぁ〜!」となりませんでした。情報元がメガネ男子愛好会というmixiのコミュニティでして、サブカル寄りです。そこ詳しいひとは、懐かしいの連発で面白いかもです。メガネ男子名鑑はありますが、白黒で証明写真ほどの大きさです。ビジョメガネのときも書きましたが、旬な人にメガネをかけさせて写真集を作った方が、視覚にパッと訴えかけた方が、時が経った今になって分かることなんですけど資料としては優れている気がしました。あれこれ書くよりも、パッと写真なんですね。ブルバキとしても大いに反省です。インスタも頑張ります。

ぐへへぐふふ
雑記

22.11.06

まさか2022年の今頃になって、この写真集を買うと誰が予想できたか。急にその存在を思い出しまして、とりあえず全巻買いました。ビジョメガネです。

ざっくり2000年〜2010年までの雰囲気が、メガネと服の感じが分かります。メガネを提供する眼鏡屋側に主権があったのか、メガネのバリエーションが豊富です。バリエーションが豊富だけど、天地幅が狭いのは通底していて、ついこの間までこんな感じだったなと懐かしくなります。

色々あるご時世、もうこういう企画は通らないんですかね。メガネの資料としてかなり優れていますし、ファッションと連携した資料として捉えると一層稀有な気がします。しかも、当時どなたが旬だったのかも分かります。今まで収集してきたメガネ図鑑、会報、企業広告等々のどれよりも、世相を反映したメガネの資料だったので、改めて感動しました。助平心を隠すために長い文章を書いているわけではなくて、エロ本の上に少年誌を置いてレジに行く的なことではなくて、他にない資料になっているのでぜひ見てみて欲しいその一心だけです。もしあるとしても、たしかに全く無いとは言い切れませんから、それは限りなく透明に近い助平心でしょう。

そもそもコンセプトがブレていなくて、ビジョメガネに水着は無いですからね。そのお陰で、おそらく意図せず、メガネの優れた歴史的資料になっていると思います。それは私が30代半ばで、自分の記憶や思い出が重なるだけの話であって、20代前半の人が見たら全然違う感想なのかもしれないですね。メガネ細い!とか、今もこの人テレビでてるねーみたいな。

歴代ヒストリーのページを1枚見ても、錚々たるメンツです。写真集を買って知りましたが、全員載っていません。例えば宮崎あおいは載っていません。残念です。長谷川京子も載っていません。残念です。個人的な心情です。

全5巻の表紙だけ。とりあえずメガネがほぼ細い。

あと、見ていて思いましたが細いフレームは、瞳孔中心がレンズの真ん中より鼻側(内側)にだいたい置かれます。レンズの耳側の余白が多いです。そうしますとアニメのキャラクターぽく、かわいい感じになりますね。細いからキリッと強い印象だけ足されるかと思っていましたけど。かわいいのバランスがそこで取れていたんですね。

若干の内斜視はかわいいみたいな話が巷にはありますが、そういうのに近いものを感じました。ディズニーキャラクターとか、最近よく見ていていつも思いますがアンパンマンのドキンちゃんとか。鼻側の白眼が無いですからね。

眩しく感じる
雑記

22.10.30

ツーポフレームではコバを綺麗に見せるために良くやりますけど、フルリムでもやっぱり良いですね。グリーンカラーの濃度10%です。パッと見ただけでは、ほとんど透明です。これは自分の物で、前はガラスの透明が入っていましたけど、プラスチックのカラーに交換です。

正面視で、目の周りはほとんど透明に見えていて、横からみられたときにレンズ下側の頬っぺた辺りとか、度数でグニュグニュなっている部分がほんのり色付きます。

もともとプラスチックレンズなら基本は色を入れる派でしたが、加齢のせいかガラスのクリア(ノンコート)で外出すると眩しいなと感じるようになりまして、10%の濃さでも必須になってしまいました。色に慣れすぎたのか、そういう意味では根性の話なのか。

おすすめが刺さる
雑記

22.10.25

初版が1992年ということで、本が出たときには著者はまだ40歳くらいでこの達観に至っていると思うとめちゃくちゃヘコみます。そして文章が、なんかとても良いんですよね。

NHKの理想的本箱で紹介されていた本です。あの番組の映像の帯がかなり良いですよね。あんなん見たら、全部面白そうで全部自分にフィットすると思ってしまいます。

将来が見えているか見えていないかで言えば、一回も見えたことが無いんですけどね。そもそも昔から将来を考えたことが無くて、見ようとか見たいとは思ったことが無いんですけど、番組を見て中身が気になって買いました。

番組内で、2皿目の“季節の野菜のエチュベ”が出てきましてインゲンの緑とトマトの赤がすごく綺麗だなと思ったんですよね。真ん中の白の根菜系?も、蜜芋みたいな感じに透き通っていて。野菜だけのお皿を見て、食べてみたいなあと思ったのは初めてかもしれません。なんせ、好きな食べ物がカスタードとチョコの人間なものでして。それで、料理はすぐに食べに行くことが出来ませんから、まず本を読んでみようということになりました。

本はコンパクトで180ページくらいなんですけど、値段が1,800円+税で実は一瞬たじろいでいます。恥ずかしながら。でもエイっと勢いで買ってみて良かったです。とりあえず2回読みました。料理の本ですけど確かに料理に限らず読みこめまして、本の帯で幅さんが“仕事”としているのも納得でした。

先にサボる
雑記

22.10.19

せっかくなので国立博物館に行きました。メガネの展示会の前に、昼に到着してすぐ行っています。国宝を見れた満足度と上野はピカソはやってるわ岡本太郎もやってるわの誘惑で、なんかもう美術館のはしごをして、そのままメガネ見ないで帰ろうかなと一瞬頭をよぎりました。それだとただの観光ですし、展示会会場で行われる16時の近視抑制の現状のセミナーを予約していたので、迷いを断ち切りメガネも見に行っています。メガネは、セル巻きの色味で新色があったのでそれを少し入荷予定です。80年代のジョンレノンというメガネにあった、あの色味でいい感じでした。届いた時に載せます。

前載せたアレです。ペンタックスのパピリオ2です。これじゃ無くても、国宝展行くなら双眼鏡がオススメです。大げさに、5000兆倍楽しめます。塗料の残り具合とか、めっちゃ見えます。一番驚きだったのが、全体が茶色く色が抜けている一見ほとんど何も見えないような掛け軸でも、双眼鏡で拡大してみるとわずかな色とか模様とか重なり具合がハッキリくっきりと分かります。絵が浮かび上がってきます。孔雀だったか?鋭い眼差しがこちらに返ってきてドキリとします。これには本当に驚きましたし、感動しました。絵にも双眼鏡にも。日本刀も、あの刃のモヤモヤの模様の名前を思い出せませんが、それぞれのテクスチャーの違いが如実になりますね。

遠くからでも、あれもなんて言うんですかね、ステータスみたいな端書がサッと読めるので時短です。便利で良いですね。もっと早く鑑賞に双眼鏡を導入すれば良かったと思いました。まわりは単眼鏡のひとの方が多かった気がしますが、拡大のみならず立体感を得るということで両眼視の双眼鏡をオススメします。

追いシナボン
雑記

22.10.17

今度は自分で買いました。しばらく名古屋飛ばしが続きそうなので。

多分20年くらい前に、小学校高学年か中学生のときに親が買ってきてくれたのを食べて衝撃を受け、広くシナモンというものに開かれた人生になりました。名古屋の栄のどっかにあったんですよね。とにかくシナモンなら何でも好きになったのは、このシナボンのお陰です。

美味しかったです。イベント期間内とのことで即リピートだったんですけど、20年で記憶が美化されていました。記憶のシナボンはもっと甘かった気がして、三島由紀夫の金閣寺を真似すれば、「現実のシナボンは、こんなにも甘く無いものか」と、実は感じてしまいました。空想のシナボンは、この世で一番甘い物でしたが、過去1年くらい振り返ってみてもっと甘い物があった気がしています。でも多分、結構甘くて皆は食が進まないのか、あの6コパックのうち4コは私が追憶とともに吸収しました。

この20年間、どのシナモンロールを食べてもあの少年時代に食べたシナボンを越えられないと嘆いていましたが、それぞれ個性があったといいますか、甲乙付け難かったんですね。過剰に美化されたシナボンによるシナモンロール測度によってそれぞれのシナモンロールを測っていたことを反省しています。

金閣寺 三島由紀夫

過去というのは、こうも簡単に意図せず無意識に美化されてしまうものかと実感することになりましたし、20年も温めて美化したものに向き合う機会が訪れるとは思っていなかったので、そのこと自体には強烈に感動しました。

読書の秋
雑記

22.10.16

肉とか魚とか野菜とか米とかバランス良くみたいな話で、言語とか理性とかロゴス全般では偏ってしまうのでヴァージル・アブローの次は横尾忠則のエッセイを読んでいます。

言葉を離れるというタイトルですが、エッセイを通貫しているのは本を読んでこなかったんですよねという回顧でした。逆に読書の秋におススメです。読書をしてこなかったというエッセイの中に、ちょっとだけそのロゴスではなくて肉体でいけ感覚でいけみたいな叱咤激励があります。

肉に対しての野菜的感覚で、ヴァージル・アブローに対しての横尾忠則でしたが、やっぱりどっちも天才すぎてため息です。むしろ、どっちも肉でした。

円柱の傾き問題
雑記

22.10.12

まさか、こんなことを考えるとは思っていなかったですし、けっこう長い時間ずっと考えるとも思っていなかったです。テーブルの上に棒があったとして、どれくらい傾いているかってことなんですけど。

実際の物で用意してしまったので、柔らかいイメージのみ受け取って下さい。棒というのは理想的な円柱で向きをつけらるような目印が無い物を想定しております。

傾きということで、どこからの傾きなんだという話になりまして、それはいつものカッターマットが分かりやすく可視化しています。横といってもいいし、水平線からのズレでも良いんですけど、その角度が、パッと思いつく棒の傾きですよね。この写真だと45度です。

すこし天邪鬼に225度傾いていると言われても、大人な私はうんうん頷けるつもりでした。眼鏡屋を営むなら乱視の軸とか度数変換に関わる部分なんですけど、ここまでの理解で十分です。慣習で、軸は180度までに範囲を絞って記載します。225度って言ってもいいけど、45度とぴったり一致しているよねという判断で、そうします。

もう一度写真を見ておきます。傾きというのは一点(原点)で固定された回転の動きです。まずそのように捉えたのが角度による把握でした。ここで原点から伸びる方向で傾きを表現してみます。すると、原点から45度方向に伸ばすのと、原点から225度に伸ばすのでは、伸ばす運動が正反対です。45度と225度の違う角度を同じとみなすのも納得いかない人もいるとは思いますが、あれは頭で棒を各々の角度に回転させてみれば一緒かなぁって思えます。それか、0度に傾いている棒を180度の傾きにすると言う方が分かりやすいかもしれません。傾いていない棒を、これまた傾いていない180度に傾きを直すという、もはや棒の回転だけです。

話を戻しまして伸びる方向で表現すると、向きが正反対です。光と陰、天と地です。傾きの表現の違いで、そんなことが生じてしまって良いのでしょうか?もう一度写真を見ます。1本の棒が、(変な表現ですが)1つの様態で傾いているだけです。やっぱり2通り傾いているようには見えません。

実は私は、先にそういうのを使ってあれこれ書かれた論文をいただいていまして、その中で円柱の傾き問題が既知として応用されているのを見てから、上記の問いといいますか、傾きの意味を考えてみました。それでも相当感動しました。乱視の軸は実務で使いますが、円柱の傾き具合を深く考えたことはありませんでした。円柱の傾きの表示問題は、もしかすると工学部では当たり前なのかもしれないです。カッコ良く言えば、円柱の傾きをベクトルで表現したいってことになるんですけど。解決法はとても単純そうにみえますが、答えを知らない状態からだとパッと思いつかないです。暇つぶし用の考え事には最高かもしれません。

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