トム・フォードのお持ち込み。黒とクリアの張り合わせのタイプもあるんですね。しかも、金具が全部銀色で精悍です。
鼻幅は問題なさそうでしたが、まつ毛が当たっているので鼻盛りします。メガネがズレるだけで、まつ毛が当たらないのであれば即日で解決出来たんですけどね。そればっかりは、しょうがないですね。
そもそも、鼻盛り云々の前に、枠入れのときにリムを抉っています。
リム正面向かって左下、ギザギザになっているのが分かりますでしょうか?左右とも、レンズサイズがキツかったので、擦っちゃったんでしょうね。
面取りがほぼ無いです。レンズの縁が角張っているのも原因でしょう。新品のプラスチックは、熱を加えると特に柔らかいです。
ヴィンテージ界隈においては、“レンズが枠内にぴっちり入っている感じがカッコいい”みたいな説が流れているようで、面取りをしたがらない場合もあるようです。
しない出来ない、どちらでも構いませんが、それのがカッコイイとしても、面取りを施さなくていいのは表面だけです。いずれにしても、裏面はきっちり面取りをした方が良いです。今回のようなケースもありますし、いざレンズを外すときにも互いに損傷を与えにくいです。レンズの厚みも分かりにくくなりますから、美観も良くなります。
リムも切れにくいと思います。枠入れの際、しっかりと薬研でリムとのサイズ感が確かめられるようになるので、レンズサイズの判断ミスが減るからでしょう。これは個人の実感なので多分です。
とりあえず今回は、鼻盛りの料金内でリムも綺麗にしていきます。一応メガネ業界の隅っこにいますので、私でカバーできる範囲であれば修正します。